3月の駆け込み需要を逃さないために
3月は賃貸市場にとって、1年で最も活発な時期です。特に、3月末までに新居を決めたい入居希望者が増えるため、空室対策のラストスパートが重要になります。
この時期は、家賃を下げるのではなく、工夫次第で成約につなげることができます。今回は、家賃を下げずにできる空室対策を紹介します。
1. 3月の駆け込み申し込みに対応できるか?
すぐ契約&即入居できる体制を整える
3月末の駆け込み申し込みに対応するには、即入居できる状態を維持することが重要です。
- クリーニングを事前に済ませる
- 退去が相次ぐ2月、3月は、ハウスクリーニング業者の予約も立て込む時期です。退去が決まったらすぐにリフォームクリーニングの準備ができるよう連携を整えておきたいものです。
- ただ、クリーニングがまだでも申し込みが入るのも繁忙期の特徴です。部屋の状態が微妙だからまだ募集しない、ではなく、1日でも早く空室であることを知ってもらうことを優先しましょう。
- 契約書類を迅速に準備できるようにする
- 申し込みから契約までのスピードが遅れると、他の物件に流れてしまったり、キャンセルになることも。
- オーナー・管理会社のスムーズな連携
- 承認に時間がかかると、入居希望者の心が離れるリスクがあります。
- 保証会社の審査待ちの時間はある程度仕方がない部分もありますが、管理会社とオーナー間で時間がかかってしまう体制になっていれば見直す価値があります。
2. 「4月中から契約開始!」はアリ?ナシ?
「4月から契約開始でOK」とした場合、オーナー側にどんなリスクがあるでしょうか?
繁忙期の1日1日のズレが命取り!オーナーが知るべき契約のリスク
- 3月中に入居・契約スタート vs 4月以降に持ち越すリスク
- 4月契約待ちで申し込みを受けた後にキャンセルされると、繁忙期の申し込みラッシュを逃す可能性。
- 部屋止め(申し込み後の契約待ち)の考え方
- 「とりあえず申し込みを入れる」入居希望者もいます。閑散期と繁忙期では「部屋止め」の考え方もルールを決めておきましょう。
- 空室期間のコストを高く見積もるべき
- 繁忙期である3月中は賃貸需要が凄まじい勢いで変わっていきます。4月持ち越しされることは機会損失になりかねないため、募集状況・空室対策の状況をチェックしましょう。
- 契約を前倒しする工夫
- そうはいっても4月から入居したいという契約で長く住んでくれそうなお客様の場合、「もしキャンセルになったら痛いけど、迷う・・・」というのがオーナーの本音でしょう。
- 例えば、「3月分の日割り賃料をサービスするから契約開始日を前倒しするのはどうでしょうか?」といった提案も喜ばれるかもしれません。
毎日状況が変わる繁忙期だからこそ、安売りしすぎず、確実な契約を掴み取りたいものですね。
3. 広告・内見対応で「好印象」を与える
この時期の入居希望者は、いつから住みたい!と明確に決まっており、短期間で物件を比較し、早めに決断します。広告や内見時の印象が、成約率を大きく左右します。
① 物件広告を見直す
- 写真のクオリティを上げる
- 明るく広く見えるように、写真や動画でのアピールを活用。
- 家具を配置して「生活のイメージ」を持たせる。
- ハウスクリーニングが終わっていないお部屋のみの場合は、以前のハウスクリーニング終了のお部屋の写真を見せることでイメージを持ってもらうのも効果的です。
- 間取り図・設備情報を分かりやすく記載
- 収納スペースの詳細や周辺環境の魅力を強調。
- 短期間で決める場合、今持っている家具が置けるかどうか?も気になるポイントです。寸法を書く、測れるようにメジャーを置くなど工夫して物件の魅力を伝えましょう。
② 内見時の工夫
- 清掃・消臭を徹底
- 内見時の第一印象が大きく影響する。
- リフォーム予定を明確に伝える
- これからリフォームする場合は、スケジュールを説明し、不安を取り除く。
- リフォーム前でも申し込みを取る工夫
- 3月は退去からの募集・内見対応をスムーズに行うことで、リフォーム完了前でも申し込みが取れるケースが多い。
4. 申し込みが入ったら即対応!
① 書類準備を万全に
- 申し込みに必要な書類を事前に確認し、スムーズに提出できるよう準備。
② 即対応できる体制を整える
- 入居審査を迅速に進め、契約までのリードタイムを短縮。
- オーナー側の承認が必要な場合は、すぐに判断できるよう連携を強化。
5. 3月に決まらなかったら?4月以降の戦略
3月末で決まらなかった場合でも、次の動き方が重要です。
ギリギリ申し込みの波が落ち着いた後にどう動くか
- 家族連れ転勤 vs 独身者の動きの違い
- 4月以降は家族連れの転勤者が動きやすい時期。
- 独身者向け物件なら、短期解約違約金をなくし短期ニーズに対応するのも手。
- 法人契約や長期滞在向けの工夫
- 法人契約の受け入れ
- 企業の転勤者向けに、法人契約の条件を整える。
- 家具付きプランの検討
- 家具・家電をつけることで、単身赴任者や短期滞在者のニーズに対応。
- 法人契約の受け入れ
- 条件の見直し
- 敷金・礼金の調整やフリーレント期間の見直しを検討。
- 短期解約違約金をなくして短期ニーズに対応する。
- より柔軟に対応するなら、民泊活用も視野に入れる。
おすすめ記事①賃貸経営で失敗しないための「入居時の費用」と「短期解約違約金」徹底解説!
おすすめ記事②民泊ビジネスの現状と法的ルール!オーナーが押さえるべきこと
まとめ
3月のラストスパートは、「家賃を下げる」のではなく、「入居者にとって魅力的な条件を整える」 ことがポイントです。
- 3月の駆け込み申し込みに即対応できる体制を整える
- 「4月契約待ち」にするリスクを理解し、適切な対応をする
- 広告や内見対応を強化して好印象を与える
- 申し込み対応をスピーディーに進める
- 4月以降も見据えて法人契約や家具付きプランを検討
この時期の1日1日のズレが成約に大きく影響するため、すぐにできる対策から実施し、空室を埋めていきましょう!
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